JR東海は6月3日、線路内に岩石が落下した影響で一部区間の運転を見合わせている飯田線について、6月6日以降の運行計画を発表した。運休区間を縮小するほか、バスによる代行輸送を開始する。
現在の運休区間は本長篠~中部天竜間だが、6月6日から本長篠~東栄間で代行バスを運行。東栄~中部天竜間は代行バスとの接続を考慮した「特別ダイヤ」で運行を再開する。特急「伊那路」は引き続き全線の運転再開まで全列車・全区間を運休する。このほか、豊橋~本長篠間と中部天竜~辰野間も一部列車の時刻や行き先が変更される。
飯田線では5月31日夜、湯谷温泉~三河槙原間(愛知県新城市)の線路内に岩石が落下しているのが見つかり、同区間を含む本長篠~中部天竜間で運転を見合わせている。JR東海は代行バス輸送が実施される本長篠~東栄について「岩石が落下した周辺の線路設備の復旧作業及び防護措置のため、運転再開にはしばらくの日数を要する見込みです」としている。
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