ロシア・中国・北朝鮮の3国が接する日本海沿岸エリアで、ロシアと中国・北朝鮮を結ぶ国際旅客列車の定期運行が再開した。コロナ禍による運行停止以来4年ぶり。ロシア国営メディアのRIAノーボスチなどが伝えた。

ロシア~中国の旅客列車は12月15日に再開。中国黒竜江省の綏芬河駅とロシア沿海地方のグロデコボ駅を結ぶ列車が毎日運行される。
続いて12月16日にはロシア~北朝鮮の旅客列車の定期運行も再開した。ロシアの時刻表によると、運行を再開した旅客列車は国境のロシア側にあるハサン駅と北朝鮮側にある豆満江(トマンガン)駅の約5kmを17分で結ぶ。ハサン発は毎週月・水・金曜の運行で、時刻はハサン15時30分発→豆満江14時47分着(現地時間)。

ロシアと中国・北朝鮮を結ぶ旅客列車は2020年のコロナ禍を受けて運行を停止していた。RIAノーボスチによると、ロシア~北朝鮮の旅客列車は今年2024年6月から試験的な運行を開始。これまでに往復1200人が利用したという。
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