JR西日本とJR西日本商事の2社は12月4日、かつて特急列車で実際に使用していた「本物のヘッドマーク」を、法人向けにレンタルするサービスを始めると発表した。
ホテルやイベント会場の装飾品などとして利用することを想定。レンタルするヘッドマークの例として、485系特急型電車で運転されていた北陸方面の特急「雷鳥」「しらさぎ」「加越」のヘッドマークを挙げている。サービス開始は来年2025年4月ごろの予定。問い合わせはJR西日本商事営業本部のソリューション営業部まで。
2社によると、本物のヘッドマークは貴重な鉄道文化遺産として博物館など限られた施設で展示されているが、「より多くの方々に鉄道文化を身近に感じていただけるよう」レンタルサービスを行うという。
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