横浜市営地下鉄のタッチ決済「1円単位運賃」に 首都圏・東日本の地下鉄で初導入



横浜市交通局などは11月25日、横浜市営地下鉄でクレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスの実証実験を行うと発表した。首都圏・東日本の地下鉄でタッチ決済が導入されるのは、これが初めて。

横浜市営地下鉄の電車。【撮影:草町義和】

実証実験の期間は12月4日の始発から2027年度末までの予定。ブルーライン・グリーンラインの全40駅で利用できる。各駅には専用リーダーを設置した自動改札機を各改札口に1台設置する。

対応カードを設定したスマートフォンなどでも利用可能だ。対応ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardは今後追加予定だ。

タッチ決済での利用の流れ。【画像:横浜市交通局】

運賃は大人の交通系ICカードと同じで1円単位運賃が適用される。関東の鉄道では東急電鉄や京王電鉄などがタッチ決済を導入済みだが、タッチ決済では紙の切符と同じ10円単位運賃が適用されている。横浜市営地下鉄の1円単位運賃は、すべての区間で10円単位運賃より安いか同額だ。

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