西武鉄道は「新2000系撮影会~登場から現在まで~」と題したイベントを武蔵丘車両基地で12月に開催する。新2000系電車の3編成をそれぞれ「リバイバル車両」「新2000系2463編成」「新2000系リニューアル車」と称し、時代とともに変化してきた新2000系の撮影を楽しめるようにする。

飯能駅に集合し、臨時列車に乗って会場の武蔵丘車両基地に直接入り、撮影会を行う。「リバイバル車両」は1980年代後半に新2000系が登場した際に一時期見られた姿を再現。前面貫通ドアの窓が小型の車両を使用し、前面下部のカバー(スカート)を取り外す。方向幕も復元する。
「2463編成」はテレビアニメ『終末トレインどこへいく?』で描かれた車両。「リニューアル車」は、戸袋窓閉鎖やLED行先表示機が取り付けられた現行のリニューアル編成になる。

開催日は12月14・15日で8時20分~10時55分と10時40分~13時15分の2部制。募集人数は180人(各部45人)で先着順になる。参加費は2万円。11月25日11時から予約サイト「EMotオンラインチケット」で受け付ける。
新2000系は1988年から1992年にかけ314両が製造された通勤電車。1977年デビューの2000系電車の改良型で、先頭部の窓回りを黒くするなど外観上も変化した。老朽化に伴い順次引退しているが、一部の車両は近江鉄道が譲り受けて導入する計画。今年2024年10月に現地搬入された。
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