東海汽船は9月27日、東京の竹芝桟橋と伊豆半島東岸の下田港（静岡県下田市）を結ぶ高速船のトライアル運航を実施すると発表した。
運航日は11月18・19日。最高速度80km/hの高速ジェット船を使用し、東京～下田の約160kmを2時間10分で結ぶ。運航時刻は東京発が竹芝桟橋8時50分→下田港11時00分。下田発は下田港13時50分→竹芝桟橋16時00分になる。料金は片道が7500円で往復は1万3000円。10月1日から予約を受け付ける。募集定員は各便200人。
東京と下田を結ぶ交通機関の所要時間は、JR線・伊豆急行線の特急「サフィール踊り子」「踊り子」で東京～伊豆急下田が2時間30分～3時間程度。港湾へのアクセス時間にも左右されるが東海汽船の高速船のほうが短い。一方、所定運賃・料金は「踊り子」普通車指定席（11月18・19日）の場合で東京～伊豆急下田が6180円。高速船は1320円高い。
東海汽船はおもに東京都心と伊豆諸島を結ぶ定期航路を運航しているほか「高速ジェット船の利便性をより多くのお客様に知っていただく為」として定期航路以外の港にも臨時航路を運航している。同社によると、6月に東京と伊豆半島西岸の松崎港を結ぶ特別クルーズを運航したところ好評で、東京～下田航路も運航してほしいという要望があったという。
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