JR東日本東北本部は9月20日、東北新幹線と北陸新幹線を直通する盛岡~敦賀の団体専用臨時列車「北陸まっしぐら~冬の陣~」を運行すると発表した。JRグループの大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン」の一環。盛岡駅を敦賀駅を発着する東北・北陸新幹線の直通列車が走るのは、これが初めて。
運行日は11月29・30日。11月29日は往路の盛岡発→敦賀行き、11月30日は復路の敦賀発→盛岡行きを運行する。おもな停車駅と発着時刻は次の通り。
●11月29日(往路)
盛岡6時28分ごろ発→一ノ関7時00分ごろ発→仙台7時25分ごろ発→福島7時47分ごろ発→郡山8時01分ごろ発→富山10時56分ごろ着→金沢11時22分ごろ着→福井12時00分ごろ着→敦賀12時23分ごろ着
●11月30日(復路)
敦賀14時34分ごろ発→福井14時57分ごろ発→金沢15時37分ごろ発→富山16時05分ごろ発→郡山18時59分ごろ着→福島19時21分ごろ着→仙台19時46分ごろ着→一ノ関20時21分ごろ着→盛岡20時49分ごろ着
このほか、大宮駅と黒部宇奈月温泉~敦賀の各駅にも停車する。団体専用臨時列車で、各旅行会社が発売する旅行商品を購入すれば利用できる。
JR東日本の東北新幹線とJR西日本の北陸新幹線を直通する団体列車は北陸新幹線の金沢延伸開業(2015年)以降、仙台~金沢で過去4回運行されている。今回の運行は5年ぶりで、運行区間を拡大する。盛岡~大宮~敦賀の距離は営業キロベースで1050.3km。実キロベースでも1000kmを超える。
《関連記事》
・北陸の貨物支線「敦賀港線」をたどってみた 国際連絡列車も走った廃線のいまと未来
・北陸新幹線・敦賀~新大阪「日本一長いトンネル」出現? 詳細ルート図をたどってみた