指宿枕崎線の山川~枕崎「代行バス」停車しない駅も 台風10号で被害



JR九州は台風10号の影響で運行を見合わせている指宿枕崎線の山川~枕崎(鹿児島県)について、9月3日から代行バスの運行を始めた。

倒木の被害が発生している指宿枕崎線。【画像:国土交通省】

代行バスは平日のみ下り4本・上り5本の合計9本を運行。山川~枕崎の18駅中、山川・大山・西大山・薩摩川尻・開聞・西頴娃・水成川・薩摩板敷・枕崎の9駅に停車する。

原則として駅前に停車するが、大山駅はバスが入れないことから駅から徒歩で約14分のコンビニエンスストア(ファミリーマートいぶすき山川店)の駐車場に停車。薩摩板敷駅は利便性向上のため鹿児島水産高校正門前にバスを停車させる。

これ以外の東開聞・入野・頴娃・御領・石垣・頴娃大川・松ヶ浦・薩摩塩屋・白沢の9駅は立ち寄らない。JR九州は代行バスの停車駅について「お客さまのご利用実態とバス乗降時のお客さまの安全を考慮して設定」したとしている。

JR九州によると、指宿枕崎線では山川~枕崎のほぼ全区間にわたり倒木や当地区などの被害が発生しているという。代行バスの運行期間は「当面のあいだ」としており、運転再開時期のめどは立ってない。

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