ことでん「レトロ電車」9月の運転で23号と500号が引退 残る2両も来年GWで引退



高松琴平電気鉄道(ことでん、香川県)はシルバーウィークの9月20・21日の2日間、同社が保有する「レトロ電車」の全4両を使用する特別運行を実施する。このうち2両は今回の特別運行を最後に引退する。

ことでん「レトロ電車」の4両。23号(先頭)と500号がシルバーウィークの特別運行を最後に引退する。【画像:ロクヨン/PIXTA】

8月30日に行われる予定の特別運行と同様、乗車は事前申込制。9月20日は午前の部と午後の部、9月21日は夜の部の合計3部の実施になる。このうち夜の部は撮影会も含まれる。

定員は各部とも78人で、参加費用は午前の部・午後の部が2000円、夜の部が6000円。いずれもキーホルダーや記念乗車証が付く。申込みはことでんウェブサイトの応募フォームで受け付けている。募集期間は9月3日の17時まで。

ことでんが保有している「レトロ電車」は、1925~1928年に製造された23号・120号・300号・500号の4両。現在は定期運転の列車では使われていないが、年に何回かの特別運行で運転されてきた。

いずれも製造から90年以上が経過しており、保守費用がかさんでいることから、ことでんは4両の廃車を決めている。今年シルバーウィークの運転を最後に、23号と500号の2両が引退。残る120号と300号も来年2021年のゴールデンウィークに引退する予定だ。