JR西日本は8月22日、観光列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス) 銀河」の10月から来年2025年3月にかけての運行計画を発表した。コースは京都~下関の山陽コース。同コースとしては上下とも初の夜行運転になる。
運行期間は今年2024年10月4日~2025年3月12日。始発駅の出発日は下り京都発が金・月曜、上り下関発が水・土曜になる。ただし11月の一部の日と年末年始は運行しない。
運行時刻は下りが京都21時15分発→下関10時50分着、上りが下関19時43分発→京都6時43分着。途中停車駅は新大阪・大阪・三ノ宮・神戸・西明石(下りのみ)・姫路(下りのみ)・広島・宮島口(下りのみ)・岩国・柳井・徳山・防府・新山口・宇部・新下関の各駅になる。
各停車駅は乗車のみ可能な駅と降車のみ可能な駅に分けられる。基本的には夜間に発着する駅が乗車可能駅で翌朝の発着駅は降車可能駅だが、広島~下関の各駅は乗車・降車ともに可能で昼行利用もできる。ただし上り列車は普通車指定席(リクライニングシート)のみ同区間で降車できる。
下りの姫路駅は金曜日発で54分停車。同駅ホームの駅そば店「まねきのえきそば」が「WEST EXPRESS 銀河」の運行にあわせて営業時間を延長する。予約不要で現地払い。同店の駅そばを食べられるほか、特製弁当「兵庫五国酒肴弁当」も販売される。
下りで18分停車する柳井駅では一部の日に限り「WEST EXPRESS 銀河」停車中に「昭和の売り子」が登場し、ホーム上で鯛めしと特産品を使ったおにぎりなどの軽食を販売する。ほかにも沿線特産品の販売・展示や観光PRなどのイベントが車内で行われる。
「WEST EXPRESS 銀河」の列車種別は特急で、乗車には運賃のほか特急料金が必要。グリーン車「ファーストシート」とグリーン個室「プレミアルーム」を利用する場合はグリーン料金も必要だ。各運行日の1カ月前10時から全国のみどりの窓口やJR西日本のネット予約サービス「e5489」などで発売される。
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