富士急行も「サイクルトレイン」実証実験 「スタンドなし」もOK、7月中旬まで

富士急行線の「サイクルトレイン」のイメージ。【画像:富士急行】

富士急行は6月26日、富士急行線(山梨県)で「富士急サイクルトレイン」の実証実験を開始した。自転車を解体したり折りたたんだりせず、そのまま自転車を列車内に持ち込むことができる。持ち込み料は無料。

実証実験は6月2日から7月16日まで(7月9~11日は除く)。利用できるのは大月~河口湖間の全線だが、自転車を持ち込める駅は大月・都留市・谷村町・都留文科大学前・三つ峠・下吉田・月江寺・富士山・河口湖の9駅に限られる。

利用できる時間帯は下りが大月発9時13分~14時17分、上りは河口湖発8時57分~14時20分で、富士急行線の車両の普通列車に限り利用できる。自転車を持ち込める車両は2両編成・3両編成ともに大月寄りの先頭車。1列車につき最大6台(一人につき1台まで)積載できる。富士急行は最大積載数を超えた場合は後続の列車を利用するよう案内している。

原動機付自転車や補助輪付自転車など、運行上支障する恐れのある特殊な自転車は持ち込めない。スタンドのない自転車は、専用ベルトなどで自転車を手すりに固定したうえで、客自身が自転車を手で支えるよう案内している。スタンド付きも客自身が手で支える必要はあるが、ベルトなどでの固定は不要だ。

スタンドなし自転車の持ち込み例。客自身で支えるほか、ベルトを使って手すりに固定する必要がある。【画像:富士急行】

富士急行によると、「東京2020オリンピック」の自転車競技ロードレースのコースとなっている山中湖をはじめ、富士五湖周辺は富士山の豊かな自然に囲まれており、サイクリストのなかでも年々人気が高まっている。サイクルトレインの運行を通して、鉄道利用による新たな移動手段の選択肢を提供することで、富士五湖観光のさらなる活性化につなげる狙いがあるという。

サイクルトレインは地方の鉄道路線を中心に増えている。関東大手私鉄の西武鉄道も7月1日から、多摩川線でサイクルトレインの実証実験を始める予定だ。

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