秋田内陸縦貫鉄道は8月7日、一部区間が運休中の秋田内陸線について、8月10日から全線の運転を再開すると発表した。
秋田内陸線は鷹巣~角館94.2kmを結ぶ鉄道路線。7月25日からの大雨の影響で土砂災害が発生し、現在も阿仁合~比立内の13.0kmで運転を見合わせている。
秋田内陸縦貫鉄道によると、復旧作業が順調に進んでいることを受け、8月10日の始発から通常ダイヤでの運転を再開するという。阿仁合~比立内の代行ジャンボタクシーは8月9日限りで運行を終了する。
7月25日からの大雨の影響で運休している東北各線区は、JR大船渡線が8月7日の16時台から全線の運転を再開。8月10日には秋田内陸線に加えJR山形新幹線も全線の運転を再開し、JR奥羽本線のうち山形新幹線と同じ線路を走る区間(山形線)も山形新幹線と同じ日に全線再開の予定だ。
JRの奥羽本線・新庄~院内と陸羽東線・鳴子温泉~新庄は再開のめどがたっていない。道路工事による長期運休で設定されているJR陸羽西線の代行バスも、古口~余目~酒田は再開のめどが立っていない。
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