京浜東北線の大井町駅「ホーム拡幅で切替工事」一部区間運休、ホームドア撤去も



JR東日本は京浜東北線・大井町駅(東京都品川区)のホーム拡幅のため線路切替工事を11月17日に行う。これに伴い一部の区間で列車を運休する。

京浜東北線の列車。【撮影:草町義和】

この工事では大井町駅の京浜東北線の線路のうち大宮方面の線路を移設し、ホームの一部を拡幅する。11月17日は始発から16時30分ごろまで蒲田~品川の全列車を運休。大船・横浜方面~川崎と品川~東京・大宮方面は運行するが減便し、快速運転を中心する。日中の運行間隔は約8分。

振替輸送は都営浅草線(西馬込~新橋)と京急本線(泉岳寺~横浜)、りんかい線、東急東横線(渋谷~横浜)、東急大井町線(大井町~自由が丘)、東急目黒線(目黒~日吉)、東急池上線、東急多摩川線で実施する。

悪天候などで工事を実施できない場合は工事を12月15日に延期する。この場合も11月17日は計画通り列車を運休する予定だ。

2024年11月17日の京浜東北線(始発~16時30分ごろ)の運行計画。【画像:JR東日本】

このほか、線路切替工事に先立つ8月中旬にはホームドアの一部を撤去する。撤去されるのは大宮方面の前寄り3両(8~10号)の部分のホームドア。来年2025年8月ごろに再設置される予定だ。

京浜東北線の大井町駅。大宮方面の線路を移設してホームの幅を広げる。【画像:JR東日本】
大井町駅ホームの平面図。線路移設に先立ちホームドアの一部撤去を行う。【画像:JR東日本】

JR東日本は品川区と連携し、大井町駅周辺に高層ビルなどを整備する再開発計画を推進している。大井町駅のホーム拡幅はその一環。

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