広島電鉄の新乗車システム「iPhoneアプリ延期」サービス開始2日前の発表



広島電鉄や同社グループの公共交通を中心に導入される新しい乗車システム「MOBIRY DAYS(モビリーデイズ)」について、広島電鉄はサービス開始2日前となった7月18日、アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォン)」用のアプリの提供を延期すると発表した。

MOBIRY DAYSが導入される広島電鉄のバス。【撮影:草町義和】

MOBIRY DAYSは7月20日から一部のバスに導入。9月7日からは広島電鉄の路面電車なども利用できるようになる。広島電鉄によると、iPhone用のMOBIRY DAYSアプリの検証が終了していないという。

Android用アプリの登録やウェブサイトでの会員登録は予定通り7月20日4時から開始する。一方で広島電鉄はiPhoneアプリの提供開始時期について「決まり次第お知らせいたします」としており、めどが立っていない。

MOBIRY DAYSの基本仕様。スマホに表示させたQRコードか専用ICカードを読取機にかざすことで利用できる。【画像:広島電鉄】

MOBIRY DAYSは従来のICカード「PASPY(パスピー)」に代わる新しい乗車システム。専用アプリをインストールしたスマホでQRコードを表示し、これを読取機にかざすことで電車やバスを利用できる。スマホを持っていない場合は専用ICカードを購入することで利用できる。

※追記(2024年8月23日16時30分):2024年8月22日からiPhoneアプリの提供が始まった。

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