東急新幹線で「ひかりチャイム」関東で21年ぶり復刻、向谷氏が編曲



東急電鉄は6月3日、東急線で運行している「新幹線ラッピングトレイン」について、かつて東海道・山陽新幹線の車内チャイムで使われていた「ひかりチャイム」を現代風にアレンジして車内で流すと発表した。同社によると、「ひかりチャイム」を関東で復刻使用するのは21年ぶりという。

東急5050系4000番台の「新幹線ラッピングトレイン」。【画像:東急電鉄】

3020系電車の「新幹線ラッピングトレイン」では7月1日から流す。5050系4000番台電車の「新幹線ラッピングトレイン」は秋ごろから流す予定。どちらの編成も東急新横浜線の下り新横浜駅到着時の到着放送と上り新横浜駅発車後の案内放送で流す。

「新幹線ラッピングトレイン」で流す「ひかりチャイム」は、フュージョンバンド「カシオペア」の元キーボード奏者で鉄道業務施設開発者の向谷実氏が編曲した。東急電鉄は「懐かしさの中に洗練された現代の風を感じる『ひかりチャイム』に生まれ変わりましたとしている。

このほか、JR東海の観光キャンペーン「そうだ京都、行こう」の貸切広告も「新幹線ラッピングトレイン」の車内で展開する。

「ひかりチャイム」が使われていたころの東海道・山陽新幹線で運用されていた0系電車。【画像:KUZUHA/写真AC】

「ひかりチャイム」は音楽家の松浦晃久氏が作曲。1988年から2003年まで東海道・山陽新幹線で使われていた。山陽新幹線が全線開業40周年を迎えた2015年、新大阪駅を除く山陽新幹線各駅の接近メロディとして復活している。

「新幹線ラッピングトレイン」は相鉄・東急新横浜線の全線開業1周年を記念した列車。相鉄・東急新横浜線とともに新横浜駅に乗り入れている東海道新幹線の列車のイメージで車体を装飾している。

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