大分第一ホーバードライブは7月4日、ホーバークラフトの運航計画案を発表した。まずプレオープンとして別府湾周遊便の運航を秋前に開始し、秋から大分空港アクセス便の運航も始める。
大分空港アクセス便は西大分地区~大分空港で秋から毎日運航。7~18時に7往復半15便を運航する。ただし夜間航行の承認後は運航時間帯を6~23時に拡大し、12往復24便を運航する。所要時間は30分。料金はオンラインの事前決済で2000円、窓口の現地決済は2500円になる。
大分駅前~大分空港を結ぶバスに比べ運賃は400~900円高い。所要時間はバスのほぼ半分だが、西大分地区のターミナルへのアクセス時間によっては時間短縮の効果が小さくなる場合もありそうだ。
別府湾周遊便は秋前の週末に運航。西大分発着で運航時間帯は13~15時、便数は2~4便、所要時間は約30分を予定している。料金は1000~2000円。大分空港アクセス便の就航以降は毎日運航する。
大分空港にアクセスするホーバークラフト航路は2009年に廃止されたが、大分空港の利用者の増加を受け復活が決まった。大分県がターミナル施設や船舶を保有して民間事業者が運航する上下分離方式で運営。第一交通産業グループの大分第一ホーバードライブが運航事業者として準備を進めている。当初は2023年にも運航開始の見込みだったが、訓練中の事故などの影響で遅れていた。
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