西鉄甘木線で踏切開いたまま列車が通過 赤信号見落とし運行再開



西日本鉄道(西鉄)は4月30日、同社の甘木線で踏切が開いた状態で列車が通過したと発表した。

同社の発表によると、4月29日の14時頃、大牟田12時20分発の甘木行き普通列車(2両編成)が、西鉄甘木線・宮の陣~五郎丸間にある五郎丸1号踏切(福岡県久留米市)を通過。このとき踏切は開いた状態だったが、客や通行人のけがはなかった。

乗務員が宮の陣駅の赤信号を見落として発車したため、自動列車停止装置(ATS)が作動したが、乗務員は運転指令に報告せず自らの判断で運行を再開したため、五郎丸1号踏切を無遮断・無警報の状態で通過したという。

西鉄は「全乗務員に対し、当該事象の周知を行い、安全輸送についての教育を徹底してまいります」としている。