伊豆箱根鉄道「タッチ決済」駿豆線に導入 ICカードは未導入



伊豆箱根鉄道などは7月2日、伊豆箱根鉄道の駿豆線(静岡県)にクレジットカードなどのタッチ決済を導入すると発表した。

伊豆箱根鉄道の駿豆線。【撮影:草町義和】

導入するのは駿豆線・三島~修善寺の全13駅。クレジットカードやデビットカードなどを専用の改札機にタッチすることで利用できる。決済ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardも順次追加予定だ。導入時期は本年度2024年度内の予定。具体的な開始時期は今後案内する。

伊豆箱根鉄道は大雄山線(神奈川県)と駿豆線を運営。大雄山線は全国交通系ICカードを導入している。一方、駿豆線は自動改札機を一部の駅に設置しているがICカードは導入していない。一部の駅は現在、切符の購入時にクレジットカードや電子マネー、QRコード決済を利用できる。

駿豆線ではICカードが利用できない。【撮影:草町義和】
駿豆線・三島駅の自動改札機。ICカードの読み取り部がない。【撮影:草町義和】

伊豆箱根鉄道などはタッチ決済の導入で利便性の向上や窓口対応業務の軽減、混雑緩和を狙い、沿線地域の発展・活性化を推進するとしている。

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