普通列車乗り放題「北海道&東日本パス」の2024年夏季版も例年通り発売



JR北海道とJR東日本の2社は6月19日、2社の普通列車などを自由に乗り降りできる「北海道&東日本パス」の今年2024年夏季版の発売計画を発表した。発売期間や利用期間、発売額などは前年2023年の夏季版と同じ。切符の効力は2024年の春季版に準じている。

JR東日本・八戸線の普通列車。【撮影:草町義和】

発売期間は6月20日~9月24日で利用できる期間は7月1日~9月30日。連続する7日間に限り、JR北海道線・JR東日本線・青い森鉄道線・いわて銀河鉄道線・北越急行線の快速・普通列車の普通車自由席を自由に乗り降りできる。JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)も利用可能だ。

新幹線と在来線特急は利用できないが、北海道新幹線・新青森~新函館北斗は同区間内の相互発着の場合に限り、特定特急券を別途購入すれば立席か普通車指定席の空席を利用できる。

在来線特急を利用できる特例は3区間で設定。奥羽本線・青森~新青森は特急の普通車自由席を利用できる。石勝線・新得~新夕張と室蘭本線・東室蘭~室蘭は普通車指定席の空席を利用可能だ。青森~新青森では全車指定席の快速・普通列車も普通車の空席を利用できる。いずれも各区間内の相互発着の利用となる場合に限られる。

発売額は大人1万1330円・子供5660円。JR北海道・JR東日本のおもな駅や指定席券売機、おもな旅行会社で発売される。

JR北海道・函館本線の普通列車。【撮影:草町義和】

「北海道&東日本パス」はJR全線の普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」と同様、毎年2月にその年の春・夏・冬季の発売計画がまとめて発表されることが多かった。しかし2024年シーズンは1月から2月にかけ「青春18きっぷ」「北海道&東日本パス」ともに春季版の発売計画のみ発表。夏季版の発売計画の発表が遅れていた。2024年冬季版の発売計画は今回も発表されていない。

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