鹿島臨海鉄道(茨城県)は6000形気動車のうち大洗鹿島線の開業時に導入した1両をリニューアルし、6月12日から運用している。
リニューアルされたのは6000形の1両(6006号)。鹿島臨海鉄道がX(旧Twitter)で公開した写真によると、シートの生地や床材が更新されている。外観デザインに大きな変更はない。
6000形は1985年、大洗鹿島線の開業にあわせて6両がデビュー。1993年までに合計19両が導入された。セミクロスシートだがクロスシートは関東の普通列車用の車両としては珍しい転換クロスシートを採用したのが特徴だ。
老朽化が進んでおり、2016年以降は新型の8000形気動車の導入に伴い順次引退している。鹿島臨海鉄道によると、6006号は開業時に導入された6両のなかで唯一残る車両という。
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