JR四国の6000系、25周年記念のツアー GTO-VVVF搭載の3両編成



JR四国の旅行店「ワープ」の松山支店新居浜営業所は、「奏でろGTO-VVVF! キメる先頭車ダブルパンタ!! 三色帯(トリコロール)なびく6000系電車製造25周年記念ツアー」を企画した。2020年1月19日(日帰り)に実施する。

JR四国の6000系。【画像:JR四国】

JR四国の6000系が2020年度に製造25周年を迎えるのを記念し、予讃線の電化区間で6000系を使用した団体貸切列車に乗るツアー。行程は往路が高松→松山で、復路は松山→伊予西条になる。

旅行代金は利用する車両によって異なり、往復ともモーターがない2号車に乗るプランが大人1万円・子供8500円。これに対し、モーター付きの先頭車(3号車)とモーターなしの先頭車(1号車)を往路と復路でそれぞれ乗車するプランは500円高い大人1万500円・子供9000円になる。申し込みは新居浜駅ワーププラザとワープ松山支店で受け付けている。

6000系は1995年に製造され、翌1996年4月に営業運転を開始したJR四国の近郊型電車。国鉄時代に製造された近郊型電車111系の老朽化対策として製造された。1編成3両で、このうち1両にGTOサイリスタを適用したVVVFインバーター制御装置と三相かご形誘導モーターを搭載。残り2両はモーターを搭載していない。車体の帯は青・白・赤の3色を使った「トリコロール」になっている。

GTOは独特な音を発することから鉄道マニアのあいだで人気が高いものの、近年は低騒音タイプのVVVF制御装置が普及し、搭載車両が減っている。