航空「ANA」と鉄道「穴」掘る機構が連携 第1弾は訓練施設と工事現場の体験ツアー



鉄道・運輸機構と「ANA」こと航空会社の全日空は7月5日、「交通ネットワークのさらなる充実と地域活性化、地域貢献」を目指して連携すると発表した。第1弾として鉄道建設と航空の「舞台裏」を体験できるツアー企画を実施する。

鉄道・運輸機構が建設した相鉄・JR直通線の西谷トンネルとANAの旅客機。【撮影:草町義和、加工:鉄道プレスネット】

ツアーは「コラボで見せます!鉄道と航空の舞台裏体感ツアー」と題し、8月20日に実施。羽田空港第2ターミナルに集合してANAの訓練施設「ANA Blue Base」を見学し、続いて新横浜駅に移動して鉄道・運輸機構が工事中の相鉄・東急直通線(2023年3月開業予定)を見学する。

新横浜駅の地下で工事中の相鉄・東急直通線ホーム(2020年3月撮影)。【撮影:草町義和】

昼食は羽田エクセルホテル東急内のカフェ&ダイニング「フライヤーズテーブル」で、東急ホテルズ2022年料理コンテスト入賞作品「空飛ぶてりやきライスバーガー」を楽しめる。ほかにツアー参加の記念品が付く。

旅行代金は1万5000円で20人を募集。8月12日17時までANAのウェブサイトで申込みを受け付ける。

鉄道・運輸機構と全日空は「今後も継続的に連携し、それぞれの強みを活かして広く社会課題、地域の課題解決に積極的に取り組んで参ります」としている。

鉄道・運輸機構は国鉄線の建設を担った日本鉄道建設公団などを前身とする独立行政法人。世界一長い鉄道トンネルだったことがある青函トンネルなど各地で鉄道の「穴」を掘ってきた。

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