宇都宮ライトラインの貸切運賃「認可」2024年6月1日から



国土交通省の関東運輸局長は4月30日、ライトラインを運営する宇都宮ライトレールが申請していた貸切旅客運賃の上限を認可した。6月1日から実施する。

ライトラインの電車。【撮影:草町義和】

認可内容によると、貸切旅客運賃の上限は1編成あたり大人100人分。ただし全貸切区間の距離が14kmに満たない場合は14km分の運賃になる。ライトラインのどの区間で利用しても、貸切運賃の上限額は宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の全区間を利用する場合の普通旅客運賃(400円)の大人100人分で4万円になる。

宇都宮ライトレールの申請内容によると、昨年2023年8月の開業以降の利用者数は堅調に推移。教育機関の研修などでの利用も多く、25人以上での乗車は団体乗車として取り扱っている。こうしたなか、利用者から貸切運行の要望が多く寄せられていることから、全国の軌道事業者の実績や設定内容を参考に貸切運賃を設定するという。

ライトラインの電車の車内。【撮影:鉄道プレスネット】

宇都宮ライトレールは貸切運行の予約方法などについて、今後改めて案内するとしている。

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