山口線SLやまぐち号「2年ぶり」2024年5月3日から再開 D51 200牽引



JR西日本は4月10日、山口線のSL列車「SLやまぐち号」の運行を5月3日から再開すると発表した。同線でのSL列車の運行は2年ぶり。

D51 200が牽引する「SLやまぐち号」。【画像:ヤベナル/写真AC】

今年2024年シーズンの運行日は5月3~26日の土曜・休日(5月6日除く)と7月13日~11月24日の土曜・休日、8月1・2日。6月は運行しない。運行時刻は下りが新山口10時54分発→津和野13時07分着、上りが津和野16時12分発→新山口18時00分着。すべての日でD51形蒸気機関車の200号機が牽引する予定だ。

指定席券はJR西日本ネット予約サービス「e5489」やみどりの窓口、みどりの券売機などで発売される。発売開始日時は5月3~19日乗車分が4月22日6時。5月25日以降の乗車分は乗車日1カ月前の10時から発売される。

「SLやまぐち号」はC57形蒸気機関車1号機が1979年の運行開始から牽引しており、2017年からはD51 200も牽引している。しかしC57 1は2020年10月に部品の破損で運行できない状態に。D51 200も炭水車に亀裂が入っていることが分かり、2022年5月に運用から離脱した。

C57 1は2020年10月から運行されていない。【撮影:草町義和】
「SLやまぐち号」用の35系4000番台客車。【撮影:草町義和】

代替として「SLやまぐち号」用の客車をディーゼル機関車が牽引するDL列車「DLやまぐち号」が運行されていたが、このほどD51 200の修繕が完了。2年ぶりに山口線でSL列車が運行されることになった。

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