北陸3県の並行在来線「2日フリーパス」アプリで発売 全線片道利用で45%引き



富山県・石川県・福井県の北陸新幹線の並行在来線3社はフリーパス「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」を設定した。

あいの風とやま鉄道の列車。【画像:たもぞう/写真AC】

利用できる区間は、あいの風とやま鉄道線の越中宮崎~倶利伽羅とIRいしかわ鉄道線の倶利伽羅~大聖寺、ハピラインふくい線の大聖寺~敦賀。3月16日~来年2025年3月31日の土曜・休日、連続する2日間に限り自由に乗り降りできる。あいの風とやま鉄道線の市振~越中宮崎は利用できない。ほかに沿線の観光施設を割引価格で利用できるなどの特典が付く。

発売額は2800円。MaaSアプリ「tabiwa by WESTER」「RYDE PASS」「my route」で購入できる。発売開始日や購入可能日はアプリによって異なる。

3社線の越中宮崎~倶利伽羅~大聖寺~敦賀は所定運賃の合計額が5090円。「北陸3県2Dayパス」で全線を片道利用すると所定運賃の45%引きになる。

IRいしかわ鉄道の列車。【撮影:草町義和】
ハピラインふくいの車両(側面)のデザイン。【画像:ハピラインふくい】

北陸新幹線の並行在来線は2015年、新幹線の金沢延伸開業に伴い信越本線・長野~直江津と北陸本線・直江津~金沢がJRから経営分離され、しなの鉄道(北しなの線)・えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン・日本海ひすいライン)・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道に移管。今年2024年3月16日には北陸新幹線・金沢~敦賀の延伸開業に伴い、北陸本線・金沢~敦賀がIRいしかわ鉄道とハピラインふくいに移管される。

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