近江鉄道300形が8月から営業運転 もと西武3000系、デビューに先立ち試乗会イベントも



近江鉄道は6月30日、新形式車両の300形電車の営業運転を8月から始めると発表した。これに先立つ7月23・26日には300形の試乗会イベントを行う。

近江鉄道の300形。【画像:近江鉄道】

試乗会の開催時間は各日12時30分~15時30分。運転時刻は彦根12時50分発→八日市折り返し→彦根15時25分着になる。

途中停車駅で300形の記念撮影が行われるほか、白色LED行先表示器を参加者が希望する行き先に変更することも可能。普段は見られない行き先にして撮影することもできるという。このほか、デビュー記念グッズの先行販売や記念乗車証のプレゼントもある。

参加定員は各日50人で、参加料金は3000円。7月1~8日の期間、近江鉄道ウェブサイトで申し込みを受け付ける。

300形は西武鉄道から譲り受けた3000系電車を改造した車両。ワンマン運転に対応しており、車内のドア上には近江鉄道初となる情報案内表示器を設置し、行き先や次駅案内を表示することで利便性向上とバリアフリーへの対応を図ったという。車両前面と側面の行先表示器は白色LEDを採用。車体の色は100形電車と同じ水色(オリエントブルー)を採用し、琵琶湖をイメージした。

西武線を走っていた頃の300形(西武時代は3000系)。【撮影:草町義和】
白色LEDを採用した300形の行先表示器。【画像:近江鉄道】
ドア上部には近江鉄道初となる情報案内装置が設置された。【画像:近江鉄道】