西武多摩川線「全通100周年」で硬券の記念切符 使用しても持ち帰りOK



西武鉄道は7月7日から西武多摩川線(東京都)の記念切符「多摩川線全線開通100周年記念乗車券」を発売する。

西武多摩川線の列車。【撮影:草町義和】

武蔵境駅で発売される「武蔵境から西武線180円区間ゆき」と、是政駅で発売される「是政から西武線180円区間ゆき」の2種類。いずれもD型硬券で西武多摩川瀬の昔の写真を券面にデザインする。デザインは各駅ごとに異なる。

実際に利用する乗車駅で場合は駅員に提示し、入鋏印による改札を受ける必要がある。利用後に降車駅で駅員に申し出れば記念乗車券を持ち帰ることができる。

発売額は各180円で7月7日の10時から12月31日22時まで発売される予定。ただし発売数は各2000枚で売り切れ次第終了する。

「多摩川線全線開通100周年記念乗車券」の想像図。【画像:西武鉄道】

西武多摩川線は中央線の武蔵境駅から多摩川近くの是政駅を結ぶ8.0kmの鉄道路線。多摩川で採取された砂利の輸送を目的に計画された。1917年に多摩鉄道の路線として境(現在の武蔵境)~北多磨(現在の白糸台)が開業し、1922年6月20日に現在の区間が全通。1927年には西武鉄道(初代)が多摩鉄道を合併した。

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