山陽新幹線のワゴン車内販売も「ほぼ終了」一部車両のみ継続



JR西日本は1月25日、山陽新幹線の車内販売を3月16日のダイヤ改正にあわせて見直すと発表した。一部の車両を除き車内販売を終了する。

山陽新幹線の列車。【画像:京翔九彩/写真AC】

普通車の車内販売は3月15日をもって終了する。ただし16両編成で運転する「のぞみ」「ひかり」は姫路駅や西明石駅が始発・終着となる列車を除き、グリーン車(8~10号車)のみワゴンによる車内販売を継続。事前予約で座席に駅弁を届ける「駅弁デリ」も16両編成の「のぞみ」「ひかり」で一部列車を除き継続する。

「みずほ」「さくら」「こだま」「つばめ」では車内販売は行わない。「ハローキティ新幹線」は1号車「ハロー!プラザ」での物販を引き続き行う。

ワゴンによる車内販売のイメージ(大井川鉄道)。【撮影:草町義和】

JR西日本は車内販売の縮小の理由として「近年の駅構内・駅周辺店舗の品揃えの充実、飲食物の車内への持ち込みの増加、また将来にわたる労働力不足への対応等」を挙げている。JR東海もJR西日本とほぼ同じ理由で昨年2023年10月をもって東海道新幹線でのワゴンによる車内販売を終了。グリーン車のみ代替サービスとしてモバイル注文サービスを導入している。

《関連記事》
東海道新幹線の車内販売「終了」グリーン車のみモバイル注文サービスなど導入
山陽新幹線「筑豊新駅」構想どうなった? 小倉~博多、別の場所も浮上