北陸新幹線・敦賀延伸の完成検査「合格」3月開業に向け手続き完了



国土交通省は1月26日、JR西日本に対し北陸新幹線・金沢~敦賀の鉄道施設完成検査の合格を通知した。これにより開業前の施設の手続きが完了。JR西日本は3月16日の延伸開業に向け最終準備を進める。

北陸新幹線の金沢駅。【画像:Hir_o/写真AC】

JR西日本は合格を受け「今般の(能登半島)地震からの復興を力強く後押しできるよう、訓練や試乗会などを予定通り行い、安全・確実に開業の日を迎えるべく、地域の皆さまと連携しながら、当社グループを挙げて、準備を進めてまいります」とコメントした。

新幹線は全国新幹線鉄道整備法に基づき建設されるが、完成検査は鉄道事業法の条文を一部読み替えて実施することが定められている。JR西日本は昨年2023年11月、国土交通大臣に北陸新幹線・金沢~敦賀の完成検査を申請していた。

北陸新幹線の敦賀駅。【画像:福井県】

今後は今年2024年2月1日に報道関係者向けの試乗会を開催し、2月3・4日には一般向けの試乗会も行われる。開業は3月16日の予定。延伸区間では1日に上下計81本が運行され、東京~敦賀の直通列車も1日14往復運行される。東京~福井は最短所要時間が36分短縮の2時間51分。所定運賃・料金の合計は1万5810円になる。

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