肥薩線「球磨川第1橋梁」被災前より高く 復旧費は概算235億円「鉄道」前提に議論



JR九州は3月23日、水害で一部の区間が運休中の肥薩線(熊本県・宮崎県・鹿児島県)について、鉄道として復旧する場合の費用が概算で約235億円になると発表した。

球磨川第1橋梁の復旧イメージ。【画像:JR九州】

肥薩線は2020年7月の豪雨で橋梁の流失や路盤の崩壊など甚大な被害が発生。被災した部分を含む八代~人吉~吉松間の86.8kmで運転を見合わせている。

JR九州によると、球磨川を渡る球磨川第1橋梁と第2球磨川橋梁については、2021年12月に変更された河川整備基本方針に基づく計画高水位を参考とし、橋梁の復旧高さを設定して概算復旧費を算出。橋梁の位置を従来より高くすることが考えられている。それ以外は被災前と同じ線路高での復旧として概算復旧費を算出したという。

被災直後の球磨川第1橋梁。【画像:JR九州】

JR九州は今後、国土交通省と熊本県が開催するJR肥薩線検討会議に参画し、検討を行うとしている。検討会議は3月22日に初会合が開かれ、国土交通省・熊本県・JR九州の3者は鉄道としての復旧を前提に議論することを確認している。

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