近鉄生駒ケーブルの生駒山上駅「トリックアート」でリニューアル イメージ公表



近鉄は1月22日、生駒鋼索線(生駒ケーブル、奈良県)の生駒山上駅をリニューアルすると発表した。工事の完成は2月13日の予定。2月17日に記念イベントを開催する。

生駒ケーブル生駒山上線のケーブルカー。車両の奥に生駒山上駅が見える。【撮影:草町義和】

生駒山上駅は生駒山上遊園地の最寄駅。昨年2023年11月からリニューアル工事に着手した。デザインコンセプトは「遊園地への玄関口の駅らしい明るく楽しいデザイン」。近鉄が公表したイメージなどによると、トリックアートの設置などを行うという。2月13日の始発列車から使用開始する。

リニューアル前の生駒山上駅。【撮影:草町義和】
リニューアル完成後の生駒山上駅のイメージ。【画像:近鉄】
壁面(左)とトリックアート(右)のイメージ。【画像:近鉄】

記念イベントは2月17日の10~16時に開催。雪だるま作りなど自由に遊べる「雪の広場」を設ける。生駒ケーブルの車両「ブル」「ミケ」をイメージした着ぐるみも登場する。

生駒山上遊園地は3月中旬まで冬季休業の予定。近鉄は生駒山上駅のリニューアルと記念イベントについて「ひと足先にリニューアルした駅のトリックアートや雪遊びなどを楽しんでいただければ」とアピールしている。

生駒ケーブルは鳥居前~宝山寺0.9kmの宝山寺線と宝山寺~生駒山上1.1kmの山上線で構成されるケーブルカー。1918年、宝山寺線が日本初のケーブルカーとして開業し、1929年には山上線も開業した。

生駒ケーブル宝山寺線のケーブルカー。【撮影:草町義和】

近鉄によると昨年2023年1月、生駒山エリアの活性化策として宝山寺駅をレトロのイメージで改修。今回、生駒山上駅を「生駒山上遊園地への玄関口に相応しい、トリックアートなどを施した、見た目にも楽しい、心躍る駅」にリニューアルするという。

《関連記事》
近鉄「生駒ケーブル」は「2線またぎ区間」で値上げ 2021年3月から
近鉄「増強ダイヤ」も大阪線の快急10両編成「消滅」 2024年3月16日ダイヤ改正