全線復旧の豊肥本線フリー切符、来年1月まで期間延長 10月以降分を発売



JR九州は9月15日、豊肥本線(熊本県・大分県)のフリー切符「スイッチオン!豊肥本線フリーパス」の発売期間を来年2021年1月まで延長すると発表した。9月16日から10月1日以降の分を発売している。

全線復旧に先立ち運転された豊肥本線の試運転列車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

「スイッチオン!豊肥本線フリーパス」は、豊肥本線・熊本~大分間と日豊本線・別府~大分間が、1日に限り自由に乗り降りできるフリー切符。特急列車の普通車自由席と普通列車を利用できる。発売額は大人3000円・子供500円。子供は大人と同一行程の場合に限り利用できる。

当初は発売期間を今年2020年7月8日~9月27日、利用期間を8月8日~9月30日とし、利用開始日の1カ月前から3日前まで前売りする計画だった。JR九州は好評をいただいているとして、発売期間を来年1月8日まで、利用期間を1月11日出発分まで延長することを決めた。

「スイッチオン!豊肥本線フリーパス」で利用できる区間(赤)。【画像:JR九州】

これまで通り利用日の1カ月前から3日前までの前売り発売になるが、今年10月1日以降の利用分は9月16日から発売開始。JR九州のネット予約サービスで購入できるが、旅行商品とのセット発売に限り、おもな旅行会社などでも購入できる。

熊本地震の影響で一部不通だった豊肥本線は、今年2020年8月8日に全線が復旧。JR九州は全線復旧記念キャンペーン「スイッチオン!豊肥本線全線開通プロジェクト」を企画し、その一環としてフリー切符を発売していた。