小海線に無線式の列車制御システムを導入 山梨・長野の高原地帯走るローカル線



JR東日本は3月10日、小海線に無線式列車制御システムを導入すると発表した。4月から使用を開始する。

小海線に導入される無線式列車制御システムのイメージ。【画像:JR東日本】

列車と地上設備が双方向の無線通信を行うことで列車同士の間隔を調整する保安装置。従来型の保安装置より地上設備をスリム化することができる。

4月19日の終列車後から切替工事を実施。4月20日の初列車から無線式列車制御システムの使用を開始する予定だ。

小海線は、中央本線の小淵沢駅(山梨県北杜市)としなの鉄道線の小諸駅(長野県小諸市)を結ぶ78.9kmのローカル線。八ヶ岳などの山麓を走る高原鉄道として知られ、途中の野辺山駅は日本の普通鉄道の駅としては最も標高が高い位置にある。