ハピラインふくい「恐竜ICOCA」発売 北陸本線の経営分離後もICカード利用可能



北陸本線・敦賀~大聖寺の経営をJR西日本から引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」は11月20日、JR西日本が展開する交通系ICカード「ICOCA」を導入すると発表した。これにあわせてオリジナルデザインのICOCAカードを発売する。

ハピラインふくいが経営を引き継ぐ北陸本線の福井駅。【撮影:草町義和】

ICOCAが利用できるのは、敦賀~大聖寺のハピラインふくい全線。Suicaなど全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードも使える。サービスの詳細は後日案内される。

オリジナルデザインのICOCAは、ロゴの三角やひし形を組み合わせて恐竜が歩いている姿を表現。ハピラインふくいは「日々の通勤・通学やご旅行が楽しくなるようなデザインに仕上げました」としている。

来年2024年3月16日から、ハピラインふくいの芦原温泉駅や福井駅、鯖江駅、武生駅の窓口・券売機で販売。敦賀駅でも窓口で販売する。通常デザインのICOCAカードはハピラインふくいでは販売しない。

ハピラインふくいが販売するオリジナルデザインICOCAカードのイメージ。【画像:ハピラインふくい・JR西日本】

北陸本線の金沢~敦賀は、北陸新幹線の同区間が2024年3月16日に延伸開業するのにあわせ、JR西日本から経営分離。石川県内の区間はIRいしかわ鉄道、福井県内の区間はハピラインふくいがそれぞれ引き継ぐ。この区間ではICOCAがすでに導入されており、第三セクター化後も引き続きICOCAを利用できる。

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