阪和線・東貝塚駅の西口駅舎など使用開始「2023年12月」バリアフリー化図る



大阪府貝塚市とJR西日本は11月1日、阪和線の東貝塚駅とその周辺で整備を進めてきた西口駅舎と駅間広場・アクセス道路について、12月の3日から4日にかけ使用開始すると発表した。バリアフリー化を図る。

東貝塚駅の西口駅舎や駅前広場のイメージ。【画像:貝塚市】

まず12月3日の10時から11時ごろまで供用・開通記念式典を実施。11時から15時ごろまで貝塚市の市制施行80周年を含む使用開始の記念イベントが行われる。駅前広場とアクセス道路はイベント終了後の16時以降に使用開始の予定。西口駅舎は翌12月4日の始発から使用開始する。

既設改札口(東口駅舎)と新設改札口(西口駅舎)の位置。【画像:貝塚市】

東貝塚駅は1934年に開業。2022年度は1日あたり約4500人が乗り降りした。島式ホーム2面4線で、駅舎は東側の下り線ホームに隣接。駅舎と上下線の各ホームは地下道で結ばれている。駅の西側からは踏切を渡らないと利用できないことに加え、エレベーターやエスカレーターがなく、周辺の道路も段差があるなどバリアフリー面での課題が多かった。

貝塚市は同駅周辺地区のバリアフリー基本構想を2020年3月に策定。同市とJR西日本が連携して西口駅舎やエレベーター付き跨線橋、ホーム上屋(2両分)、駅前広場などの整備を進めてきた。

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