御茶ノ水駅の新・聖橋口駅舎「2023年12月3日」使用開始 人工地盤上の2階建て



JR東日本の首都圏本部などは10月17日、中央線・御茶ノ水駅の東寄りで整備を進めてきた新しい聖橋口駅舎と改札口について、使用開始日を12月3日に決めたと発表した。

隣接する神田川に仮設桟橋を設けて工事用のスペースを確保した御茶ノ水駅(写真は2018年)。【撮影:草町義和】

新しい聖橋口駅舎は人工地盤上に設置。鉄骨造り2階建てで延床面積は約4200平方mになる。1階には新たにベーカリー・そば屋の2店舗がオープンする。新駅舎の使用開始に伴い、現在の仮駅舎は閉鎖される。

御茶ノ水駅の平面図。東寄りの聖橋口は12月3日から新駅舎に切り替わり仮駅舎は閉鎖される。【画像:JR東日本】

2階を含む現在工事中のエリアのオープン時期などは今回発表されていない。JR東日本は詳細が決まり次第、案内するとしている。また、東京都千代田区と連携して進めている聖橋口前のスペース(駅前広場機能)は来年度2024年度中の使用開始を予定している。

新しい聖橋口駅舎のイメージ。【画像:JR東日本】

現在の御茶ノ水駅は昭和戦前期の1932年に開業。2013年度からエレベーターの整備などバリアフリー化を含む改良工事が行われている。駅は神田川と丘陵地帯に挟まれた狭い場所にあるため大規模な工事が難しく、神田川の上に仮設桟橋を設けることで工事用のスペースを確保した。

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