「117系の日」京都鉄道博物館で収蔵記念イベント 11万7000円の特別チケットも



京都鉄道博物館は11月7日を「117系の日」とし、このほど同館の収蔵車両に117系電車の先頭車(クハ117-1)が加わったことを記念したイベントを開催する。開催期間は11月7~26日。

京都鉄道博物館に収蔵されたクハ117-1。【画像:京都鉄道博物館】

初日の11月7日は10時30分から約10分、117系が車両工場に入線するシーンを公開。修繕が完了した前面種別幕も見られる。展示期間中、種別幕は毎週月曜日に変更する。クハ117-1の最終回送のダイジェスト版をモニターで上映し、11月26日はJR社員による解説が2回実施される。

クハ117-1の種別幕。【画像:京都鉄道博物館】

また、前面種別幕と「特別な車両公開」をセットにした「117系スペシャルチケット」を11万7000円で販売。前面種別幕はクハ117-1に取り付けられたものと同じ1ロール12コマで、現役時代から117系の種別幕作成を担当しているJR西日本グループの関西工機整備が製作する。「特別な車両公開」は11月7・12・17・23・25日に実施。運転台や客室、床下をを一定の時間に限り独占的に見学できる。10月19日16時30分から予約サイト「アソビュー!」で販売する。

117系は国鉄時代の1980年、京阪神地区の新快速列車用の電車としてデビュー。JR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」に改造された車両を除き、今年2023年7月21日限りで定期列車での運用が終了した。クハ117-1は京都鉄道博物館で保存されることになり、7月29日に同館に収蔵された。

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