弘南鉄道の代行バス「10月2日」から レール摩耗で全線運休、10月中下旬に再開へ



弘南鉄道はレールの不具合を受け、9月25日の正午から弘南線・大鰐線の全線で運行を見合わせている。代行バスはこれまで調整が付かず運行されていなかったが、10月2日から運行されることが決まった。

弘南鉄道弘南線の黒石駅。【画像:karisaka/写真AC】

弘南線では6~19時台に上下各14本の代行バスが弘前~黒石で運行される。大鰐線の代行バスは6~19時台に上下各10本が大鰐~中央弘前で運行されるほか、朝7時台に津軽大沢→大鰐で1本運行される。

弘南鉄道は8月に発生した大鰐線の脱線事故を受け、外部機関による調査を実施。この結果、基準値を超えるレールの摩耗が弘南線と大鰐線で各3カ所、合計6カ所で見つかったことから、弘南鉄道は全線の運行を見合わせた。同社は運行を順次再開し、10月中下旬には全線の運行を再開する考えだ。

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