東武鉄道は9月1日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の竹ノ塚駅付近(東京都足立区)で実施されている連続立体交差事業(連立事業)について、9月26日の始発から上り急行線を高架線に切り替えると発表した。
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この連立事業は、東武スカイツリーライン・西新井~竹ノ塚~谷塚間4.6kmのうち、竹ノ塚駅とその前後の約1.7kmを高架化するもの。事業主体は足立区で、2011年の都市計画決定と事業認可を経て2012年から事業に着手した。総事業費は約636億円。
この区間は、竹ノ塚駅を通過する特急や急行が走る急行線(複線)と、各駅停車の普通列車が走る緩行線(複線)で構成される複々線で、2016年に下り急行線の高架化が完了していた。今回の上り急行線の高架化により、急行線は上下線とも高架化が完了。今後は緩行線の高架化工事が本格化する。
東武鉄道は2021年度に緩行線の高架化を完了させて踏切を解消し、2023年度の事業完成を目指して工事を進めるとしている。