宇都宮ライトレール「運賃認可」小児・障害者割引を届出 8月26日開業



国土交通省の関東運輸局長は8月8日、宇都宮ライトレールが申請していた軌道事業の旅客運賃上限設定を申請通り認可した。これを受けて宇都宮ライトレールは同日、割引運賃を届け出た。

8月26日に開業する芳賀・宇都宮LRTの宇都宮駅東口停留場。【画像:yorukuraimu/写真AC】

普通旅客運賃の上限は初乗り(3kmまで)が150円で、15kmまでが400円。定期旅客運賃(1カ月)の上限は3kmまでが通勤5670円、通学4770円。15kmまでは通勤1万5120円、通学1万2720円になる。

収支率は2023年度が75.9%の見込みで、2024年度~2026年度の合計(原価計算期間)は117.2%を見込む。配当所要額(適正利潤)も含めた場合の推定は2023年度が61.6%で2024~2026年度が97.2%。

宇都宮ライトレールが届け出たのは、小児割引と障害者割引(身体・知的・精神)。どちらも普通旅客運賃と定期旅客運賃が5割引になり、10円未満の端数は切り上げる。

宇都宮ライトレールは路面電車タイプの軽量軌道交通(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線(芳賀・宇都宮LRT)・宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の14.5kmを8月26日に開業する予定。これに先立ち7月7日に上限運賃の設定を申請していた。

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