西武鉄道の観光列車「52席の至福」秩父鉄道に初乗り入れツアー



西武鉄道・秩父鉄道・西武トラベルの3社は8月23日、「『52席の至福』×秩父鉄道 ~秩父満喫ハピネストレイン~」と題した日帰りツアーを実施する。西武鉄道の観光列車「西武 旅するレストラン『52席の至福』」が、秩父鉄道に初めて乗り入れる。

西武鉄道の観光列車「52席の至福」。【撮影:草町義和】

行程は次の通り。

西武鉄道・池袋10時27分ごろ→(「52席の至福」乗車)→秩父鉄道・長瀞13時17分ごろ→長瀞ラインくだり(運休時は宝登山ロープウェイ乗車)→寳登山神社→長瀞トリックアート有隣倶楽部→ぶどう狩り→西武鉄道・西武秩父18時24分→(特急ラビュー乗車)→池袋解散

池袋駅から「52席の至福」に乗車。車内では特製デザート付きのコースメニューを楽しみながら乗り換えなしで秩父鉄道の長瀞駅に向かう。同駅到着後は貸切バスで秩父・長瀞エリアの名所を巡る。

旅行代金は5万円。申込みは西武トラベルのウェブサイトで7月23日23時59分まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選。

「52席の至福」は西武鉄道4000系電車の第4009編成を改造した4両編成の観光列車で、2016年にデビュー。座席定員は52人で、1号車に多目的スペース、2・4号車にオープンダイニング席、3号車に厨房を設置している。

「52席の至福」の車内(2016年デビュー前の報道公開)。【撮影:草町義和】
3号車の厨房(2016年のデビュー前報道公開)。【撮影:草町義和】

通常は池袋・西武新宿~西武秩父で運行されている。4000系は秩父鉄道への直通運転用として開発された車両だが、「52席の至福」改造後の第4009編成は秩父鉄道に乗り入れたことがなく、今回のツアーで改造後初めて秩父鉄道に乗り入れる。

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