気仙沼線BRTと大船渡線BRTの5新駅、2020年春開業へ 南気仙沼駅は専用道に移設



JR東日本の盛岡支社と東北工事事務所は10月9日、バス高速輸送システム(BRT)の気仙沼線BRTと大船渡線BRTに5駅を新設すると発表した。いずれも2020年春の開業が予定されている。

盛駅に進入する大船渡線BRTのバス(右)。左側の線路は三陸鉄道リアス線。【画像:鉄道プレスネット編集部(K)】

気仙沼線BRTは現在、宮城県気仙沼市内の松岩~南気仙沼~不動の沢間が一般道経由のルートになっているが、2020年春に専用道が整備される予定。これに伴い南気仙沼駅が専用道上に移るほか、松岩~南気仙沼間に新駅「赤岩港(あかいわみなと)」が設けられる。工事は2019年11月中旬頃に着手する予定。

2020年春以降の気仙沼線BRT(上)と大船渡線BRT(下)の路線図。【画像:JR東日本】

大船渡線BRTには「陸前今泉(りくぜんいまいずみ)」「大船渡丸森(おおふなとまるもり)」「地ノ森(じのもり)」「田茂山(たもやま)」の4駅が新設される。まず10月下旬頃、大船渡丸森駅と地ノ森駅、田茂山駅の工事に着手。11月中旬頃には陸前今泉駅の工事も始まる予定だ。

岩手県陸前高田市内の陸前今泉駅は、長部~奇跡の一本松間に設けられる一般道上の新駅。それ以外の3駅は岩手県大船渡市内の専用道上に設置され、細浦~下船渡間に大船渡丸森駅、大船渡~盛間に地ノ森駅と田茂山駅が、それぞれ設けられる。