「スカイライナー成田周遊きっぷ」東京からの往復と空港周辺の鉄道・バス乗り放題



京成電鉄・芝山鉄道・成田空港交通の3社は6月1日から、「スカイライナー成田周遊きっぷ」を再発売する。東京から成田空港までの往復切符と成田空港周辺の鉄道・バスのフリー切符をセットにしたもの。

往路か復路のどちらかで「スカイライナー」を利用できる。【撮影:草町義和】

往復乗車券の区間は京成線の京成上野・日暮里~成田空港。往路か復路のどちらかで京成の成田空港アクセス特急「スカイライナー」を利用できる。

成田空港の周辺では、京成本線・成田空港~京成成田と京成東成田線・京成成田~東成田、芝山鉄道線・東成田~芝山千代田が乗り放題。成田空港交通が運行する空港周辺の路線バス(南部博物館線・さくらの山線・そらまる線)を自由に乗り降りできる「そらまるきっぷ」や沿線施設の特典も付く。

芝山鉄道線の芝山千代田駅。【撮影:草町義和】

発売期間は6月1日から来年2024年1月8日までで、発売額は大人3500円。子供用は大人と同時購入の場合に限り1500円で発売され、子供のみでの利用はできない。購入日当日から28日間のうち任意の1日に限り利用できる。ただし今年2023年12月12日以降の購入では利用日は2024年1月8日までになる。3社によると、大人一人で通常価格より1380円の割引。大人一人と子供一人なら2330円の割引になるという。

スマホアプリ「RYDE PASS」で販売され、利用時には各係員にデジタルチケットの画面を提示する必要がある。また、「スカイライナー」利用時には京成上野・日暮里・空港第2ビル・成田空港の各駅窓口であらかじめ座席指定を受ける必要がある。

成田空港の周辺にある航空科学博物館。【撮影:草町義和】

「スカイライナー成田周遊きっぷ」は、2022年12月から2023年4月にかけ期間限定で発売された。3社は多くの客に好評だったとして再発売する。成田空港の周辺には航空科学博物館などの観光スポットがあり、3社は「スカイライナー成田周遊きっぷ」の利用者向けに観光スポットの情報をまとめた特設ウェブサイトを開設した。

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