伊予鉄道の路面電車「砥部焼」に みかん・タルト・木材に続く「ご当地電車」第4弾



伊予鉄道は4月13日から路面電車の松山市内線で「砥部焼電車」の運行を始めた。「ご当地電車」の第4弾で、伊予鉄グループと松山市に隣接する愛媛県砥部町の共同企画。

「砥部焼電車」のイメージ。【画像:伊予鉄グループ・砥部町】

2000形電車を使用し、砥部焼に似せた青白のラッピングで車体を装飾。先頭にも砥部焼の陶磁器をモチーフにしたヘッドマークを取り付けた。車内は砥部焼の模型で装飾したつり革を設置。窓上には砥部焼の窯元を紹介したポスターを掲出している。

つり革(左)とヘッドマーク(右)も砥部焼をモチーフにデザインしている。【画像:伊予鉄グループ・砥部町】

砥部焼は砥部町を中心とした地域で作られている陶磁器で、愛媛県の指定無形文化財。厚めの白磁に藍色の染付を施しているのが特徴だ。伊予鉄グループと砥部町は「砥部焼電車」の運行で愛媛県民や観光客に砥部焼をPRするとしている。

伊予鉄道は地元の特産品をモチーフに車内外を装飾した「ご当地電車」を松山市内線で運行。これまでに「みかん電車」「タルト電車」「媛ひのき・媛すぎ電車」が登場しており、「砥部焼電車」は4両目になる。

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