西武鉄道のチケットレス「Smooz」12月リニューアル 決済手段を追加など



西武鉄道は11月17日、チケットレスサービス「Smooz」をリニューアルし、12月18日から運用を始めると発表した。

西武鉄道の特急列車「ラビュー」。【撮影:未来鉄道データベース】

「Smooz」は2013年にサービス開始。特急列車や座席指定列車をネット上で予約、決済でき、駅の窓口などで紙の切符に引き替えることなくチケットレスで列車を利用できる。新しい「Smooz」は「西武線アプリ」と連携。西武グループのポイントサービス「SEIBU PRINCE CLUB」と会員組織を統合し、西武グループの会員特典を利用できるようにする。決済手段はクレジットカードに加え、キャッシュレス決済「PayPay」にも対応する。

端末はパソコンとスマートフォンに対応。サービス提供時間は5時から翌日2時まで。ただしリニューアル初日の12月18日は6時からサービスを開始する。12月6日の13時から事前会員登録の受付を始める。

新しい「Smooz」のイメージビジュアル。【画像:西武鉄道】

一方、現在の「Smooz」と「インターネット予約サービス」は12月17日限りで終了する。現在の「Smooz」は12月18日以降に乗車する分の特急券・指定券が購入できない。また、12月17日をもって積立ポイントが利用できなくなる。

現在の「Smooz」で購入したネット購入券を特急券・指定券券売機や自動券売機で紙の特急券・指定券に換券するサービスも12月17日限りで終了。東京メトロでの「S-TRAIN」ネット購入券の換券サービスも同時に終了する。

また、「SEIBU PRINCE CLUB」のポイント照会交換機限定の交換商品「特急ラビュー・レッドアロー号 特急券交換券」は12月31日限りで発券を終了。発券した「特急ラビュー・レッドアロー号 特急券交換券」は券面に記載の有効期限まで駅の特急券・指定券発売窓口で特急券に引き替えることができる。

《関連記事》
136年前の国鉄SL「403号機」豊洲で一般公開 西武基地から移転、高輪の築石も
西武鉄道もJR東日本と「技術協力」開発コストの低減など目指す