東武鉄道100系「スペーシア」デビュー時の塗装を復元、6月から 200形「りょうもう」も



デビュー当時の100系「スペーシア」。【画像:東武鉄道】

東武鉄道は5月12日、100系特急型電車「スペーシア」と200形電車「りょうもう」で3種類の「リバイバルカラー車両」を運行すると発表した。まず6月5日から100系「スペーシア」について、デビュー当時の塗装を復元して運行する。

リバイバルカラー車になるのは、100系が第102・105・107・108・109編成の5編成。ジャスミンホワイトをベースにパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジを使い、窓部にブラックラインを配したデビュー当時のカラーリングになる。6月5日以降、塗装の変更が完了した編成から順次営業運転に入る。本年度2021年度は2編成の塗装が変更される予定だ。

200形「りょうもう」は2編成がリバイバルカラー車になる。【画像:東武鉄道】

100系の第101編成は「別のリバイバルカラー塗装」に変更される予定。200形は第205編成と第209編成をリバイバルカラー車として運行する計画だ。これらの内容や時期は改めて案内される。

100系「スペーシア」は1990年にデビューし、浅草と日光・鬼怒川エリアを結ぶ特急列車で運用されている。200形「りょうもう」は翌1991年にデビュー。おもに浅草と両毛を結ぶ。昨年2020年から今年2021年にかけデビュー30周年を迎えたことから、東武鉄道は「これまでに日光線・伊勢崎線で活躍した歴代特急を振り返るリバイバルカラー車両」を運行することにしたという。