留萌本線の一部廃止で「増結」最終日は全列車4両編成、ヘッドマーク装着



JR北海道は留萌本線の一部区間(石狩沼田~留萌)を3月31日限りで廃止する。同社は廃止直前の利用者の増加に対応するため列車の増結を実施。ヘッドマークの掲出やお別れセレモニーの開催も企画している。

留萌本線の列車。【画像:中村昌寛/写真AC】

列車の増結は3月18日から始まった。通常は1両での運行だが、3月30日まで全列車をキハ54形気動車の2両編成で運行する。最終運行日の3月31日はキハ54形1両とキハ150形3両の4両編成で全列車を運行。沿線の留萌市や沼田町をイメージしたデザインのヘッドマークを掲出する。

留萌市のヘッドマークは列車の深川寄りに装着。黄金岬と日本海に沈む夕日、カモメをモチーフにデザインした。留萌寄りに装着される沼田町のヘッドマークは同町特産のトマトの赤をベースに、NHK朝の連続テレビ小説『すずらん』(1999年)の舞台になった恵比島駅(ドラマでは「明日萌駅」)をモチーフにした。

最終運行日に掲出されるヘッドマークのイメージ。【画像:JR北海道】

3月31日のお別れセレモニーは留萌駅で11時50分~12時20分、恵比島駅で13時25~55分に開催。ほかにも各駅でグッズ販売や最終列車のペンライトでの見送りなどが行われる予定だ。

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