神奈川県相模原市は3月7日、「橋本駅南口地区土地区画整理事業」の都市計画を決定。周辺道路の都市計画もあわせて変更した。同市はリニア中央新幹線の整備にあわせ、まちづくりを本格化させる。
橋本駅はJR東日本の横浜線・相模線と京王電鉄の相模原線が乗り入れている。都市計画が決定した土地区画整理事業の範囲は相原高校の跡地を中心とした約13.7ha。この範囲の南側の地下にはリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設けられる計画で、JR東海が掘削工事を進めている。
橋本駅と神奈川県駅のあいだに交通広場などを整備し、橋本駅の北口とリニア神奈川県駅の南側を結ぶルートを「交流・賑わい軸」として自由通路を整備する。京王相模原線の橋本駅をリニア神奈川県寄りに移設することも検討されている。
相模原市は、この土地区画整理事業で「計画的な土地利用転換を進め、首都圏南西部の交流の核にふさわしい市街地の形成を図る」としている。
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