一畑電車デハニ50形の体験運転を再開 「車齢」90年以上のレトロ電車



一畑電車(島根県)はデハニ50形電車の運転体験イベントを11月7日に再開する。きょう10月30日から参加申込みの受付を始めた。

一畑電車のデハニ50形。【画像:midoriyashi/写真AC】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されていたが、一畑電車はスケジュールと内容を縮小して再開することを決めた。「マスターコース」(体験運転の参加回数が2回目以上)のみ、午前の部(9時50分~)と午後の部(13時~)を開催。各部の定員は同伴含め5人になる。申込みは一畑電車のウェブサイトで受け付けている。マスターコースの参加費は3000~8000円。

デハニ50形は90年以上前の1928年から1929年にかけ製造された、一畑電気鉄道(現在の一畑電車)の電車。製造された4両のうち2両が1980~1990年代に廃車された。残る2両も老朽化などのため2009年までに営業運転から引退したが、現在は運転体験イベントで使用する電車として活用されている。