相鉄8000系「デビュー時の塗装」ラッピングで再現 全編成リニューアル完了に先立ち



相鉄は6月19日、8000系電車にデビュー時の塗装をイメージしたラッピングを施して運行すると発表した。

デビュー時の塗装が再現された8000系の第8713編成。【画像:相鉄】

ラッピングが施されたのは8000系の第8713編成(10両)。車両の前面に1990年のデビュー時の塗装をラッピングした。横浜寄りの先頭車はグループマークなしで、海老名寄り先頭車はグループマークがある。6月19日から8月下旬ごろまで相鉄本線・いずみ野線で運行される予定。相鉄新横浜線や相互直通運行区間では運行しない。

相鉄は8000系の改造を進めており、自動放送化や表示器改良のほか先頭車の下部にあるヘッドライトを上部に移設。外観が大きく変わっている。相鉄によると、8000系の全編成のリニューアルがまもなく完了する予定。1990年導入時のスタイルは見納めとなることから、導入時の塗装をイメージしたデザインでラッピングしたという。

ラッピングが施された第8713編成は6月18日、イベント列車で運用。6月19日から定期列車での運用が始まっている。

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